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Vol.003【メンテナンス編】季節の変わり目になると気になります。クルマのオイルとあなたの体調。

2012/10/25 update

オイル交換の必要性に関して疑念を抱く者がいることを否定しない。それは健康診断を受けずとも、健康でいられる人がごく稀に存在することに通じる。しかし、クルマを長生きさせるために必要なのは、ベターな選択肢を選ぶこと。わざわざ稀な存在を目指す必要はないのだ。燃費を維持し、新車の状態を保ち、クルマを長生きさせる。そのような、定期的なオイル交換がもたらす恩恵を享受せずに、どうして安心なカーライフが送れるだろうか。

解説

ガソリンスタンドに行くと「そろそろオイル交換したほうがいいですね」と勧められることがありますよね。
「そう言われても、クルマに何の異常も感じないし、まだ交換しなくてもいいんじゃないかなぁ」とか「いや、そもそもオイル交換って必要なの?」と思う人もいらっしゃると思います。
でも、それはいけません。オイル交換の重要性をコスモ石油ルブリカンツ・技術部の杉浦さんが解説してくれました。

オイル交換ってなんで必要なの?

「クルマにおいてエンジンは心臓で、オイルは血液。よく言われることですが、オイルはそれだけ重要なのです」

人間なら、体内を循環して汚れた血液は肺を経由することでキレイになって、またカラダへと送り出されます。でも、クルマの場合、オイルは使えば使うほど汚れていきます。もちろんクルマにも悪影響を及ぼしますので、交換が必要になるのです。
オイルが汚れたままにしておくとクルマはどうなってしまうのでしょうか?

「まずは、新車時の性能を維持できなくなります。燃費性能も低下して、燃費が悪くなったりします。本当にひどい場合は、オイルが潤滑油としての機能を果たさなくなって、エンジンが故障してしまうこともあります。もっともこれはオイルの劣化が末期的に進んでしまった場合ですが…」

最悪の場合、エンジン故障までいってしまうわけで、クルマの状態をよく保つためにも新鮮なオイルに交換することが必要だということは分かりました。じゃあ、どんなタイミングで交換すればいいのでしょうか?

オイルの交換時期を見分ける方法

「実はクルマの使用環境や状況によってオイル交換のベストな時期は違うんです。通勤などのように頻繁かつ長い距離を乗る場合は、オイルの劣化も早まりますから、例えば3000kmごとといったように、走行距離を決めて交換するのがいいでしょう。一方、あまり距離を乗らない場合は、3ヵ月と決めて交換することをおすすめします。距離さえ乗らなければオイルは劣化しないように思えますが、それは違います。エンジンのなかにはどうしても空気中の水分が溜まってしまいます。これはオイルにとってまさに水と油の関係であり、オイルの性能劣化の要因になります。つまり、何もしなくてもオイルは劣化しているんです」

ちなみに、オイルは劣化するとどんな状態になるのでしょうか?

「使い古しの天ぷら油のような臭いがしたり、粘り気が増してきて、最終的にはチョコレートソースのようにドロドロの状態になったりします。が、劣化の状態を自分で調べるのは難しいんです。ですから、前回の交換時期や使用しているオイルの種類、走行距離などをしっかり把握しておき、その上で専門的な知識のある、たとえばガソリンスタンドのスタッフに見てもらうのがいいでしょうね。

整備履歴をしっかりつけて、あとはプロにお任せというのが一番安心というわけですね。

どんなオイルを使えばいいの?

いま、「オイルの種類」という話が出て来ました。ガソリンスタンドやカー用品店に行くと様々なオイルが置かれています。値段も、種類もいろいろです。どれを選べばいいのでしょうか?

「クルマごとに使用するオイルの種類が指定されていますので、まずはそれを把握しましょう。“0W-20”などと表示がありますが、この“0W”はオイルのウインターグレード(低温特性)を表しています。数が低いほど低温でも固まりにくくなります。うしろの“20”の部分はオイルの高温での粘度グレードを示しており、数字が大きいほどネバネバしています。でも、数値の大小よりも、お乗りのクルマや使用環境に適したオイルを選ぶようにしましょう」

それ以外の部分は予算なども含め、それぞれの事情に合わせて選んでいけばいいとのこと。ちなみに、オイル添加剤に関しては「相性などの問題もあり、いろいろ入れると逆効果になる場合も」あるらしく、ガソリンスタンドのスタッフなどプロの判断を仰ぐのがベターだそうです。

とにかくオイルが原因でクルマが不調になったときには、すでにその状態は相当まずい状態です。クルマを良い状態に保ち、長生きさせたければ、定期的なオイル交換を心がけましょう。私たちの健康診断と一緒。まさに転ばぬ先のオイル交換なのです。

ー本日のまとめー 定期的なオイル交換はクルマを長生きさせてくれるんですね

この記事を情報提供してくれた方はこの人!

コスモ石油ルブリカンツ株式会社 技術部・技術1グループ 杉浦さん

コスモ石油ルブリカンツ株式会社 技術部・技術1グループ
杉浦さん

2007年入社。商品研究所で車両用潤滑油の開発に携わったのち、2011年6月から現職。現在は顧客に対する車両用と工業用の潤滑油の技術支援や、メーカーとの共同開発を行っている。

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