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Vol.007【バッテリーとの別れは突然編】いつかやってくる。きっとやってくる。アイツとの倦怠期ってやつが。その時に、いかにマメになれるか。二人の関係の行き先はあなた自身にかかっているのだ。

2013/1/22 update

アイツというのは恋人のことでもあり、クルマのバッテリーのことでもある。恋人として過ごす時間が長くなれば、いつかは倦怠期を迎える。そのまま別れてしまうのか、関係を持ち直すのか。その結果はあなた自身が握っている。向こうの努力も必要? そんなこと関係ない。あなた自身が何もしなければ、別れはやってくる。ある日突然に。思いもせぬタイミングで。クルマのバッテリーも同じなのである。順調だったはずが、ある日突然、切れてしまう。そして思うだろう。「もっと、気にかけてあげていれば…」と。後悔先に立たず。バッテリーとの付き合いにおいて、肝に銘じておきたい言葉だ。

解説

1カ月ぶりのカーライフ調査団です。
早いもので2013年も、もうすぐ2月。時が経つのはアッという間ですね。

1年なんてすぐに終わってしまいそう…。

そんな風に感じているあなたにこそ、今回の調査結果をお読みいただきたい。切に思う次第です。

7回目のテーマは「バッテリー」です。そう「バッテリーが上がっちゃって…」というあのクルマのバッテリーのこと。これを機にバッテリーとの付き合い方を見直して頂けたら幸いです。

お話は、コスモトレードアンドサービス・SS販売部の川本さんに伺いました。

バッテリの役割

はじめに、バッテリーとは何なのか。そんな基本的なことを解説しましょう。
一言でいえば、バッテリーとはクルマに電力を供給する装置。つまり電池のこと。クルマのバッテリーは、携帯電話などに積まれている電池と同じ充電をして繰り返し使用する充電池です。

バッテリーは具体的にどんな役割を果たしているのでしょうか?

と、その前にみなさんにまず知って頂きたいのは、クルマには電力を供給する装置が2つ付いているということ。1つは今回取り上げる「バッテリー」。もう1つは「オルタネーター」という発電用の装置です。オルタネーターはエンジンのパワーを活用して発電し、クルマに電力を供給し、一緒にバッテリーも充電するという、携帯電話の充電器のような役割もしています。つまりバッテリーの主な出番はエンジンをかける時で、エンジンがかかった後は発電機から電力が供給されています。

では改めてバッテリーの役割を川本さんに整理してもらいました。

「バッテリーの主な役割は3つあります。 (1)クルマのエンジンをかける (2)オルタネーターの発電量を、使う電気の量が上回ってしまった時に、補佐的に電力を供給する (3)オルタネーターが動いていない時、つまりエンジンがかかっていない時に電力を供給する の3つです」 (1)は、エンジンを始動させるためにバッテリーの電力が使われるということ。(2)や(3)は、クルマの電気系統(ライト、キーレスエントリー、パワーウィンドウ、エアコン、時計など)を動かすための電力を供給するということになります。

バッテリーのトラブルと仕組み

さて、そんなバッテリーですが、冒頭に書いたように「バッテリー上がっちゃって」というトラブルが発生することがあります。
この下の句はもちろん「エンジンがかからない!」ですよね。

このバッテリーが上がるというのはどういった状態なのでしょうか?

「バッテリーはエンジン始動や、エンジンを止めたままで電装品を使用することなどで電気を使っても、クルマを走らせることによって充電されます。ですが、短時間の走行をくり返したりしてこの充電が充分になされていなかったり、長期間車に乗らずに充電がされなかったり、エンジン停止時に電装品(ナビやオーディオ等々)を使い続けて充電が無くなったりするとエンジンをかけるのに必要な電力を供給することができなくなります。これがバッテリー上がりの状態です」

例え話にしてもらうと…。 「バッテリーは、常に少量の水が流れ出ていってしまう小さな穴の空いた貯水タンクに例えられます。このタンクの水は減り続けるだけでなく、飲み水や、お風呂、料理など、いろいろなことに使われます。ですから、必要な時に必要な量の水を使うためには、日常的に水を補給しておかなければなりません。この話の水を電気に、タンクをバッテリーに、水の用途をクルマのエンジンをかけたり、電装品の使用に置き換えてみてください。この必要な水(電気)を確保できなくなる状態がバッテリー上がりです」

川本さんによれば、今の自動車は電気系統が増えており、たくさんの電力を使うのだそうです。エンジンを切っている状態でも時計は動いていますし、キーレスエントリーがスタンバイしていたり、電動スライドドアを開閉させたり、電動シートを動かしたり…。バッテリーが果たす役割は相当に大きくなっているんですね。

とにかく、不用意なバッテリー上がりを防ぐためには「クルマを走らせること」が一番だとか。

バッテリーの寿命とその付き合い方

バッテリー上がりを防げたところで、当然ながらバッテリーにも寿命はあります。どんなバッテリーを選んで、どう付き合っていけばいいのでしょうか?

「こんなに丈夫そうなバッテリーですが、時間の経過によって中身は少しずつ、しかし確実に劣化しています。新車時に搭載されているような一般的なバッテリーであれば使い方にもよりますが、安心して使用出来る期間は2〜3年。それ以降はバッテリーの性能が低下していくので、突然のバッテリーあがりのリスクが高まります。昔のバッテリーは、エンジン停止時のヘッドライトの明かりがバッテリー劣化とともに段々暗くなってくるなど、バッテリーの寿命を示す現象が目に見えて分かったのですが、最近のバッテリーは性能がいい分、寿命ギリギリまでバッテリーの劣化に気づきにくいという面があります」

つまり、不幸にも外出中にバッテリーが寿命を迎えると、外出先で再びエンジンをかけようとした時に「エンジンがかからない」となる可能性があるということ。

さすがにそれは困ります…。

「そこでおすすめしたいのは、定期点検と予防交換です。バッテリーを交換してから2年くらいたったら、サービスステーションでの給油の際などにバッテリーの状態をチェックしてもらうようにしてください。多くのサービスステーションではバッテリー点検用の機器を配備していますので、適切なタイミングでバッテリーを交換してくれますよ。またその適切なタイミングですが、タイヤ・オイル等との違いは、バッテリーは交換が必要になってからでは車が動かないという事です。なので、バッテリーあがりを起こすほど劣化する前の予防交換が必要です。寒空の下でロードサービスの到着をじっと待つのは嫌ですもんね。」

ちなみに、バッテリーを長持ちさせる方法はあるんでしょうか?

「私が個人的にしているのは、エンジンを点けてから電装品を動かすことですね。電動スライドドアの開閉や電動シートの使用等は、出来るだけエンジンをかけてからにしています。あとは、エンジンを切った後にヘッドライトやオーディオ等を使わないこと。そうすれば、バッテリーへの負担が減って、結果的にバッテリーの長持ちにつながりますから。」

つまりエンジンを切った状態で電装品を出来るだけ使わないという事ですね。
確かに電動スライドドアって重いしバッテリーには負荷が大きそうですね。

バッテリーの負担になるようなことをなるべく避けつつも、その寿命を頭に入れて、きちんと点検する。それがバッテリーとの正しい付き合い方のようですね。

ー本日のまとめー バッテリーの寿命は2?3年を過ぎたら要注意。突然お別れなんてことにしないために3年目に入ったころからは、ちゃんと気にかけておかないといけないね。後悔先に立たず…。

この記事を情報提供してくれた方はこの人!

株式会社コスモトレードアンドサービス株式会社 SS販売部 企画グループ 川本さん

株式会社コスモトレードアンドサービス株式会社
SS販売部 企画グループ 川本さん

同社のバッテリー担当として、商品開発から販売促進、販売店に対する教育、お客様対応などをこなす。まさにバッテリー博士。

「ECO.Rバッテリー」はコスモ石油のサービスステーションで購入できます。お近くのサービスステーションはこちらからお探しください。
http://com.cosmo-oil.co.jp/ss/search/index.html

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